【テーマ】パーソナルファンデーションワークショップ
【講師】近藤 真樹氏

2月の16日(土)と17日(日)の2日間、国際コーチ連盟の最高資格であるマスターコーチの近藤真樹さんによるスペシャル勉強会を開催しました。近藤さんは長年『パーソナルファウンデーション』についてセミナーをやっておられ、いつも30人限定で行われます。内容がやや難しいのでご自分の目の届く人数で行いたいのだろうと思います。2日間とも定員以上の申し込みがあり、特に17日はキャンセル待ちの方がおられました。

1日目が『ニーズ』で2日目が『価値』についてワークをしながら理解を深めます。もともとアメリカで始まったコーチングなんですが、最初に作られたテキストの三分の一は『パーソナルファウンデーション』に関することが書いてあったそうで、それだけ大事なことだと言われました。また、「パーソナルファウンデーションを今日1日でわかろうとか理解しようと思わないでください」と言われました。また、「自分のニーズに近づくと、もやもやしたり不機嫌になったり、人によっては体がクニャクニャ動く人もいます。相手をよく見ていてください。また、自分が嫌な気分になったとしたら、それが自分のニーズなので、それはそれとして受け入れてください」とも言われました。

uid000001_2012121711371408c34f7d

パーソナルファウンデーションには、ニーズ以外にも妥協や統合性、未完了や基準などいろいろあるのですが、これらを自分で理解したり解決することが『人生の質の向上』になるとの説明でした。なるほどと思いました。また、パーソナルファウンデーションの説明で一番しっくり来たのが「自分の人生で高いビルを建てようとすると、地下深くまで杭を打って基礎を強固にする必要がある」という説明です。自分がいろんな勉強を通して成長しようとする場合、ピシッとした芯を持っておくことが必要です。それがパーソナルファウンデーションだなと思いました。

また、ファウンデーションは大きく二つに分けられるそうです。一つは自分自身との間で起こることで、基準、未完了、価値、統合性などがこれに当たります。一方他人との関わりの中で起こることが、境界線、妥協、ニーズとのことでした。これもなんとなくわかりました。これらの説明から「ニーズとは人からこうしてもらいたい、こう見てもらいたい」と他人に期待することなんだなと感じました。

uid000001_20121217113744098ce6d9

それらの説明の後、自分の内側を見るエクササイズということで、全員目を閉じて腹式呼吸をしました。静かに腹式呼吸をしながら近藤さんが言うことを感じます。
その後4人組になり、『自分はどういう人と思われたいですか』というテーマで話しました。

昼休みの間に「ニーズのリスト(4枚)」の自分が該当すると思われる項目に、15から20個チェックを入れました。

午後の最初は「ニーズ」の説明でした。
『「ニーズ」には人にこう思われたいとか思われたくないということがある。自分の周りにニーズを満たしてくれる人を置いておく。自分を受け止めてくれる人のところへ行く。会社の中で自分が役に立っていないと思うと、急にばたばたし始め、他人の仕事を引き受け始める(駆り立てられる)。ニーズが満たされるとその場に安心していることが出来る。』

次に3人組で「どういう時にイライラするかについて話をする」ワークをしました。そしてその後、最後のワークとして6人組になり、ひとりファシリテータを決め、その人が一人一人に焦点を当てて、ここまで受けてどう思うか、自分のニーズは何かなどを聞いていきます。それで1日目が終わりました。

2日目は『価値』でした。
ワークとして、まず5?6人組を作り前日と同じように腹式呼吸をしながら、「子供の頃のこと」を考えます。自分の子供時代はどんなテレビを見ていたか、両親はどんな人だったか、何をして遊んだか、自分はどんな子供だったかなどを考えます。

次にペアを作り、一人一人に配られた年表の用紙に自分の書き込んでいきます。一人の方が書きやすい人は一人で、話し合ったほうが作りやすい人はペアで話しながら書き込んでいきます。

その後、「価値を再適応しようとするとき妨げになるもの」について説明がありました。『ニーズ』や『妥協』、『未完了』などもそうなのですが、『役割』というものについても特に説明されました。例えば子供の頃から、「自分がしっかりしなければ」ということや「親の期待に応えなければ」などという環境にあると、自分の価値に基づいて生きようとすることの妨げになるという話です。たまに子供に頼るお母さんや過剰に子供に期待する親御さんがいますが、そういう子供は「しっかりする」ことや「親の期待に応える」のが先で、自分の価値で生きることは出来ないということです。なるほどと思いました。

その説明の後、今のペアで「自分の歴史を振り返る」話し合いをしました。いろんな人の話を聞いて、それぞれみんなが一人一人違う人生を送っているんだなと、当たり前のことですが感じました。

昼食と昼休みを1時間15分とり、その間に前日と同じように「価値一覧」の5枚の用紙の自分がこれだと思うものを15?20個チェックをつけます。

午後はまず5?6人組を作り、「午前中やってきてどう思うか(子供時代のことや両親のことなど)」を話し合いました。

uid000001_201212171138149934078f

次にペアとなり、ひとりが目を閉じてゆったり立ち、相手の人はその人の周りをぐるぐる回ってよく観察し、いいところを耳打ちします。そして他のペアのところにも行き、同様にします。その後、役割を交代します。

次のワークは6人グループとなり、一人ずつ昼休みにチェックをつけたものの中から5つを選んでそれについて話します。他の5人はフィードバックをします。

2日目の最後も1日目と同じように最初のペアと1日を振り返りました。その後、受講してみてどうだったかをみんなでシェアして2日間のワークが終了しました。私は受けてみて、すぐに自分のニーズや価値はわからないが、日が経つにつれて徐々にわかりつつあるような気がしています。近藤さん、2日間にわたるセミナーをしていただき有難うございました。
(福岡支部運営委員/岩下じゅんいち)