【テーマ】色彩心理とコミュニケーション
【講師】後藤明日子氏 内木場三保氏

7月27日の日曜日、第75回定例勉強会が行なわれました。今回のテーマは「色彩心理とコミュニケーション」というテーマで、カラーコーディネータの後藤明日子さんと生涯学習開発財団認定コーチの内木場三保さんのお二人のコラボで行なわれました。参加者は29名で、初参加の方も数名おられました。

前半は後藤さんの担当で、カラーについての基本的な説明と簡単なパーソナルカラー診断アセスメントを行い、そのあと五感と色についてのお話がありました。後半は内木場さんがコーチングとカラーを組み合わせたワークをされました。

まず、全員に赤、黄、緑、青のどれが好きかで4つのグループに分けました。その後、後藤さんから説明がありましたが、赤と黄を選んだ人はどちらかというと積極的若しくは積極的でありたい人、緑と青を選んだ人はそうではない人とのことでした。また、その日の着ている洋服の色が例えば赤で、好きな色も赤と言った人は積極的な人で、赤を着ていないが赤が好きと言った人は積極的になりたい人だそうです。

その後、カラーの基礎知識について説明がありました。カラーコーディネートとはどういうことか、パーソナルカラーとは何か、パーソナルカラーを知るメリットは何かなどについて興味深い話がありました。因みに色を識別する動物は、人間と尻尾の短いサルだけだそうです。孔雀のオスはあんなにきれいな羽を広げてメスにアピールしていますが、残念ながらメスは色を識別できないんですね。もしかしたら、私たち人間を楽しませるためにあんなにカラフルなのでは?と思ってしまいました。面白いですね。

次に簡易なパーソナルカラー診断を参加者全員が行ないました。その中に、「あなたの白目の色は?」や「あなたの虹彩の模様は?」という質問があり、自分では見れないので隣の人に見てもらったり、後藤さんに見てもらいました。虹彩の模様などは素人が見てもなかなかわかりづらいようです。この診断結果でブルーベースかイエローベースのどちらかが決まります。私は以前パーソナルカラー診断を受けたことがあり、ブルーベースの夏なのですが、この日の簡易診断でもやはりブルーベースと出ました。ただ、後藤さんによると、職場と家庭の重きの置きぐあいとか、自分の生活環境次第で変わることもあるとのことです。ブルーベースは、四季でいうと夏と冬であり、どちらかというと都会的(都会が好き)な人や仕事中心の人で日本人には多いそうです。イエローベースは、四季は春と秋で、どちらかというと自然が好きでプライベートを大事にする人とのこと。

また、青い紙とオレンジの紙をもらい、その上に手を載せてどちらがきれいに見えるかでもカラータイプを見ました。青やオレンジのどちらかがきれいに見える人もいましたが、どちらもあまり変わらない人もいました。そういう人は、洋服は何でも似合うそうです。コーチングで言う4つのタイプもそうですが、カラーもきっちりタイプに分けることは出来ないということですね。

五感と色についても説明があったのですが、数字や幾何学模様で色を感じる人がいるそうです。例えば1は赤、2は青、三角は黄色などというように、数字などを見たり聞いたりすると色が浮かぶとのこと。その他、楽器の音や音階で色を感じる人がいるなど興味深い話がありました。

休憩を挟み、今度は内木場さんがコーチングについての基礎を話されました。コーチングスキルにはいろいろありますが、この日は「五感で聴く」と「ビジュアルかする」という二つのワークをしました。

「五感で聴く」方は、まずなるべく知らない人とペアを組んで、「色彩に関する思い出・思うこと」というテーマでお互いに10分間話すのですが、聞き手はアイコンタクトと相槌だけで聴くというものでした。ですから「なるほど」とか「そうなんですね」と言うだけで質問してはいけないということになっていましたが、私は相手の方の話で興味があることについて、どうしても気になってついつい質問してしまいました。

次のワークは、「今の相手の話を聴いて、相手のイメージを絵にする」とビジュアル化のワークでした。用意された色鉛筆やクレヨンを使って画用紙に書いていきます。中にはとても絵が上手な人がいました。カラーについて学んだ後なので、いろんな色を使ったカラフルな絵が多かったように感じました。絵が完成したら、ペアの相手の方に何故そんな絵を描いたかを説明し、その絵をプレゼントします。その後5人グループになり、もらった絵をみんなに見せてその絵の意味を説明するとともに、今日受講した感想を言って勉強会を終了しました。

勉強会の後、希望者でお茶を飲みに行ったんですが、そこで内木場さんから「あの絵は相手のことを書くということになっていますが、本当は自分の心が表れるんです」ということを教えてもらいました。自分は相手のことを書いているつもりなのだけれど、実は自分の内面が出るらしいのです。カラー心理学というのがありますが、それなんでしょうね。カラーも深いですね。後藤さん、内木場さん、カラーとコーチングを組み合わせたとても楽しい勉強会をありがとうございました。
(福岡支部運営委員/岩下じゅんいち)